発達相談

主に乳児から未就学児までのお子さんをもつ保護者の方で、子どもの発達についてご相談ください。お子さんの発達に関しては、個人差が非常に大きいと言えます。お子さんの発達状況を保護者の方と共に見守り、個性であるのか、何か原因があるのかを見てまいります。

神経発達症(発達障害)

神経発達症(発達障害)のイメージイラスト

神経発達症(発達障害)とは、何らかの病気ということではなく脳の機能障害とされるもので、現時点では原因が特定されていません。具体的には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、発達性協調運動症(DCD)、学習症(LD)、知的発達症(ID)、チック症、コミュニケーション症などがありますが、一つとは限らず合併していることが多くこれらの総称を神経発達症(発達障害)と呼びます。
脳の機能障害であるのに単に本人のわがまま、しつけなどの家庭環境に問題があると考えられがちで、本人やご家族がつらい思いを抱えている場合もしばしばみうけられます。一方環境により神経発達症様の思考や行動がみられることもあり、診断に苦慮することも事実です。
神経発達症がみられる幼児・小・中学生の児童・生徒の家庭や教育現場での環境調整等の必要性をお伝えし、医師が必要と判断したら薬物療法を行ったり専門病院にご紹介することもあります。
当院ではまず大事なのは治療するというよりも問題や困難さを改善し、生きづらさを少なくしていくお手伝いをすることではないかと考えています。そのため医師以外のカウンセリング、心理検査、発達検査(6歳未満のお子さんには行っておりません)などがお子様にとって必要であると医師が判断したり、ご希望があれば行います。
また当院には子育てを経験したスタッフ、子供たちと関わる仕事を経験したスタッフがおりますのでぜひお気軽にご相談ください。お母様の心が少しでも軽くなりお子様が笑顔になるお手伝いができたらと思っています。

心身症

非常に強いストレスに見舞われたり、長い間ストレスにさらされ続けると心理面だけでなく、体にも何らかの影響がみられることがあります。お子様本人は、ストレスと身体的症状が関係していると思っていないケースが多々ありますが、強いストレスがかかってしまうと、自律神経や免疫システム、ホルモン(内分泌器官)のバランスが崩れることによって身体症状が現れます。
よくみられる症状としては、自律神経失調症(起立性調節障害)、胃・十二指腸潰瘍、一次性頭痛(片頭痛 など頭痛持ちの頭)、アレルギー性疾患(気管支ぜんそく など)、円形性脱毛症、過敏性腸症候群などです。
子どもはストレスをうまく表現することができずに抱え込んでしまうことも多く、朝起きられない、腹痛や嘔吐・吐き気、下痢、発熱、頭痛、チック、登校しぶりといった症状を訴えるといったことから発覚することもあります。お子様に気になる症状がありましたら遠慮なくご相談ください。

心理カウンセリング

当院では2名の心理士が決まった曜日に勤務しています。心理士が悩みを傾聴し、コミュニケーションを通じて相談者さんの気づきを引き出し自己解決のお手伝いをさせて頂きます。気軽にお問合せください。