起立性調節障害

めまいのイメージイラスト

起立の際にめまい、動悸、失神などの症状見られたり、朝に起きることが出来ない、全身倦怠感、頭痛、腹痛、食欲不振、イライラ感、集中力低下などが現れることもあります。
これは、自律神経系の異常によって、主に循環器関連の調節がうまく整わなくなってしまうことでみられると言われています。小学生の高学年~中学生、いわゆる思春期の自律神経の不安定な世代に起こりやすいのも特徴で、ストレスなどが原因でさらに自律神経のバランスが崩れ、引き起こされると考えられます。
当院では起立性調節障害の検査や診断やアドバイス、服薬なども行っております。なお検査に関しては基本的に午前中に行いますので、後日ご来院いただく場合があります。ご了承ください。

腹痛・頭痛

子どもが訴える症状の中で最も多いと言われているのが腹痛です。原因としてよく見受けられるのは

  1. 風邪
  2. ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎
  3. 便秘

によるものです。
一方、消化器官とは関係ない原因で腹痛を訴えることもあります。例えば喘息発作、尿路感染症、肺炎などの呼吸器の病気、食物アレルギーといったものです。このほか、腹痛を訴えていると思ったら、状態が急激に悪化して急性虫垂炎(盲腸)や腸重積などの腸閉塞を発症している可能性も考えられます。
また、ストレスにさらされることをきっかけに自律神経などのバランスが崩れ、心身症の一症状として腹痛を訴えていることもあります。
当院では問診や診察、血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、便検査、便培養検査などを組み合わせて診ていきます。
お子様が頭を痛がっている場合、何かの病気による一症状、頭をぶつけた、慢性頭痛といったことが考えられます。頭痛と一口に言いましても様々な原因があり、なかでも気をつけなくてはならないのは、髄膜炎と脳炎です。頭痛のほかにも嘔吐や発熱、首の硬直、意識障害、けいれんなどがみられる場合は注意が必要です。脳波検査、頭部MRI検査、髄液検査などが必要と判断した場合は高度医療機関にご紹介させて頂く場合もあります。
また、原因疾患のない頭痛(一次性頭痛)を訴えることもあります。この場合、片頭痛や緊張型頭痛のケースが多く、原因としては、ストレス(学校での人間関係、家庭の問題 など)をきっかけとした心身症による頭痛の可能性があります。不安なことがあれば相談してください。